「もう無理かも」って、何度思ったかわかりません。
子どもを育てながら働いていると、心も体もパンパンになってしまう時がありますよね。
私は今、時短勤務の正社員として働きながら、3歳の娘を育てています。

仕事は嫌いじゃない。でも、毎日ヘトヘトで、「もう辞めたいな」と思う瞬間が何度もありました。
私自身が感じた「仕事を辞めたくなる理由」と、実際に辞める前にじっくり考えてみたこと、
そして、「それでも辞めないでやってみた工夫」を、リアルな言葉で書いてみます。
「もう辞めたい…」と思った6つの瞬間
1. 子どもと向き合う時間が足りない
朝は「早くしなさい!」の連続。夜はバタバタごはんを食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけたら私も一緒に寝落ち…。
「今日、ちゃんと目を見て話したっけ?」って、夜中にふと涙が出そうになります。

2. 寝不足で常にぼんやりしている
夜泣きや寝かしつけの後の家事。結局寝るのは深夜。
朝も子どもに起こされるから、まとまった睡眠時間なんて夢のまた夢。
頭が働かないし、感情のコントロールもできなくて、職場で自分がミスするのも怖かったです。
3. 掃除やごはんづくりに時間をかけられない
夕飯は、冷凍食品+カット野菜+お味噌汁のルーティン。
部屋も散らかってて、子どもが寝た後に「ちゃんとやれてない」って自己嫌悪。
「仕事が忙しいから仕方ないよ」って言い聞かせても、モヤモヤが残りました。

4. 成果も評価も、なかなか上がらない
時短勤務だからか、「この仕事はやらなくていいよ」と任せてもらえなかったり、
会議に参加できなかったり、気づけばキャリアが止まってるような感覚に。
「このまま何年もこのポジションのままなのかな」と思うと、焦りと不安でいっぱいになりました。
5. 同僚の視線が気になる
朝の急な発熱、保育園からの呼び出し…子どもの体調不良はどうにもできないけど、
「また休むの?」みたいな視線を感じると、すごく居づらくなってしまって。
気まずさや罪悪感が積み重なって、「辞めた方が楽なんじゃないか」って何度も思いました。
6. 自分の時間がどこにもない
仕事・家事・育児。全部が「やらなきゃいけないこと」。
1日の中で、「私」が「私」として過ごせる時間がほとんどなくて。
「この生活が10年続くのかな」と思ったら、すごく怖くなったんです。
辞める前に私が考えた5つのこと
1. 家計はどうなる?
まずノートに、夫婦の収入・支出・貯金を書き出してみました。
「月にこれくらい足りないな」「パートで補えるかな」など、現実が見えると、逆に冷静になれました。
2. 再就職って、本当に簡単?
「今辞めたら、いつまた正社員に戻れるんだろう」
求人情報を見ていたら、年齢制限や条件で選べる範囲が狭くて…。
「今の職場で働けるうちは、できるだけ踏ん張ってみようかな」と思いました。
3. 孤独にならない?
辞めたら、誰かと話す時間がぐっと減るかもしれない。
大人と会話しない日が増えると、メンタルがやられそうだな…と思って怖くなりました。
4. 保育園ってどうなるの?
退職=保育園の退園の可能性がある。
毎日通っている場所がなくなることが、私にも子どもにも大きなストレスになると感じました。

5. 本当に辞めるしかない?
ノートに「今つらいこと」を全部書き出したら、
「実は家事の負担が大きすぎる」とか「夫にもっと頼りたい」とか、仕事じゃない部分も多くて…。
辞めなくても、やり方を変えれば何とかなるかも?と思えたんです。
辞めずに踏ん張るために、私がやってみたこと
● 家事の自動化&手抜き宣言
乾燥機を買いました。食洗機も導入。
スーパーのお惣菜や冷凍食品にも罪悪感ゼロで頼るようにしました。
「お母さん、がんばりすぎないよ」って子どもに笑って言えるように。
● 「具体的に」夫に頼る
「疲れた」だけじゃ伝わらないって気づきました。
「日曜の夜ごはんだけお願いしたい」とか「土曜は1人で外出したい」と具体的に言ったら、意外とOKしてくれたんです。
● 同じ立場のママとつながる
SNSで育児垢をフォローしたり、ママ友とランチしたり。
「うちも一緒だよ」って言葉に、救われることが何度もありました。
● 自分へのご褒美を用意
金曜の夜は子どもが寝たあと、コンビニスイーツとNetflix。
これがあるだけで、「もう少しがんばろう」と思えるようになりました。

辞めてもいい。でも、その前に
「辞めたい」と思うのは、甘えじゃない。
むしろ、ちゃんと頑張ってるからこそ出てくる言葉だと思います。
でも、「辞める=すべて解決」ではないから、
一度、立ち止まってみるのも大事。
私も正直、大変な日は多いけれど、少しずつ「自分をラクにする工夫」が増えてきました。
もしあなたが今、「仕事を辞めたい」と思っているなら、
その気持ちを否定せず、優しく受け止めてあげてください。
そのうえで、「どうすれば、少しでも心が軽くなるか」を一緒に探していきましょう
