京都市京セラ美術館で開催中の どこ見る? どう見る? 西洋絵画! ールネサンスから印象派まで に行ってきました。
この美術展、春に東京美術館巡りの旅をした際、国立西洋美術館で開催中でした。
時間があれば見たいと思いつつ、絶対無理なスケジュールだったので、横目で見ながら通り過ぎました。
帰宅してから京都でも開催予定がある事を知って、とっても嬉しかったです
タイトルにもあるように、ルネサンスから印象派までを順に並べつつ、その時代と場所ごとに、注目ポイントがどこなのかを教えてくれる、とても親切な展示でした。
最初はこんな所から
やっぱりそうだよねー、のキリスト教絵画。
祭壇装飾の一部で、改修工事の際に外されたものが、大事に伝わっているのだそう。
こちらはダヴィンチの影響を受けた画家さんの絵
マグダラのマリアがお姉さんに諭されて、心を入れ替えている場面だそう。
右のマリアの陰影や微笑みがモナリザ的。
ダヴィンチの影響を受けた一派はレオナルデスキと呼ばれているそうです。
ここからはバロック。
まずは、宗教的な目的から視覚に訴える絵画の重要性が高まった結果、こんな感じに
はい、エル・グレコ。
この表情、舞台俳優さんのような表現力です
初めてエル・グレコの絵を見た時は衝撃でした。
劇画チックじゃないですか
宗教的な意味以外にも、科学が発展して自然や人体への理解が深まり、その方向からも写実的な表現がふえたそうです。
の、静物画
これ、右側の3つには影があるのに、左側の吊るされた2つには影がないのが謎、って解説でした。
えー、そうかなー
窓みたいなものの割と手前に吊るされてたら、影が映ってなくてもおかしくないと思うんですけど。
ちょっとホラーっぽい
スペインの着色彫刻。
着色されている彫刻は珍しいそう。
こう言うのが今のリヤドロに繋がっているのかな
カラヴァジズムと言うらしい
カラヴァッジョのようなコントラストの強い表現で、劇的に、しかも写実性を与える、というのが流行ったそうです。
で、オランダと言えばお花の絵ですね
正面の白い花、発光してるみたい
陰影が素晴らしい。
こちらはヴェドゥータ
大旅行時代に、観光土産としてもてはやされた景観画。
こちらはカナレットの甥で弟子のベロットのもの。
春先に見たカナレット展を思い出しました
はー、美人
フランス革命後、女性画家が活躍したそうで、その画家さんの自画像。
腕にも美貌にも自信があったんでしょうね。
19世紀、絵画の世界がガラッと変わる印象派の台頭です
これ、柵を越えて入ってきちゃった男の子だそう。
戸外で今この時の様子を描く印象派。
アカデミズムとの対立を経て、世間に広まりました。
市民が力を得て、個人の日常に目が行く余裕が出来てきたのかなと思います。
画家個人ではなく、時代の流れに焦点をあてた美術展は久しぶりでした。
所々に見るべきポイントが書いてあって、分かりやすい
予想より更に楽しかったです。
コチラの展示は10/13 月曜・祝日まで。
まだゆっくり見られます
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