政府は、農家のコメ生産にかかる経費をキチン計算して欲しいものだ。
出なきゃ、国産米を維持できるとは思えない。
生産者が生きて行かなければ、我々も国産米を食べることができなくなるのは理の当然だ。
その上での、消費者価格が決まって来る。
流通経路に無駄があるのなら、政府の仕事として当然の事ながら整理をして欲しい。
勿論、精査者の方々にも、無駄がないかきちんと把握はして欲しいものだ。
担い手減少のコメ農家250人、支援求め「百姓一揆」…トラクターや徒歩で行進
この日は、各地の農家が7地域ごとに分かれて、同市の広場「千秋が原ふるさとの森」に集結。計約45台のトラクターや田植え機、軽トラックと約200人の行進隊が、近くのショッピングモールの周囲約1・3キロを回った。「生活できる米価を保証せよ」「未来の子どもに国産残そう」と書かれた旗などを掲げて、窮状を訴えた。
その後は同広場で集会を開いた。実行委員会の共同代表・天明伸浩さん(56)は、上越市吉川区の約4ヘクタールの棚田で、食用米を中心に生産している。就農した約30年前、地域のコメ農家は約10戸あったが、高齢化で現在は3戸程度に減ったという。「5年後に維持できなくなる地域も出てくる。農家が声を上げる最後の機会になるのでは」とこの日の行動に出たという。
コメ価格高騰に対して、政府は備蓄米放出などにより価格低下を図っている。天明さんは「消費者にとっていい状況ではない」と、一定の理解を示す。
一方で、新潟の主要産業でもあるコメ作りは衰退の危機に直面しているとし、「これまでの農政を続けていては農村がなくなる」と危機感をあらわにした。政府に対して「生産コストに見合う形で農家への支援も行ってほしい」と訴えた。
同委員会は、今回と今年3月に行われた都内の同様の集会を契機に、全国でも活動を広げることを目指している。天明さんは「地道にコメを作っている農家を残していきたい」と話した。