Now I'm in Varanasi India.
(2023年4月21日)



สวัสดีครับ(サワディークラップ)!

こんにちは!

只今インド、ラージギルからバラナシに列車で移動中のひろです。
なのでリアルタイムは नमस्ते ナマステです!

と書き始めて投稿日の今はデリーです。
今日このあとリシュケシュへ…


前回のサダルストリートの話、サトシに

「ブログにあげたからね。」

ってLINEでボイスメッセージ送ったら、

「どうもおおきにやで。」

と可愛く返信が来た。(笑)


えっと実は今回の話の間に1回ちょっと真面目な話を入れようと思ったのですが、なかなかまとまらなくて…

なので1回タイ編に戻ります。
ようやくタイ。
3ヶ月前…
タイ2ヶ月くらいいたのに何も書くことないんですけどね。

本当は早くインド編入りたい。
インド面白すぎ。笑い泣き笑い泣き笑い泣き

あっ、今回写真少ないです… m(_ _)m




2023年1月21日

カンボジアからタイへ入国しました。
安宿エリア、カオサンに着いたのは夕方でした。
とりあえず、安定の行きつけの宿 NAT2 。

「あらっ、久しぶり。」

宿のおばさんまだ僕のこと覚えててくれた。
嬉しいですね。


ところが…
シングル200バーツの部屋が300バーツに値上がり。
ということは日本円で1,200円くらい。


えっ、1,000円超えてるやん…
1,000円僕の1つの基準です

「おばちゃん。ごめん。これじゃ今夜だけ1泊しか出来ないよ。」

「仕方ないのよ。どこも値上げ。」

ということで、とりあえず今夜はここに泊まることにして、宿のWi-Fi使い、先にカオサン入りした飲み仲間のおっさんに連絡してみた。


すると、とりあえずこっちに飲みにおいでよ、というので仲間の宿に飲みに!


そこが今回紹介したい宿、○○○○○ ゲストハウス。


僕もここは他の旅人の話で以前から知ってはいたのですが、実際に来たのは初めて。
結構ボロいとの噂でした。


まぁ、でも飲み仲間泊まってるし。
行ってすぐ、部屋空いてるか聞いてみたら。

「今は空いてない。」

と無愛想な返事。

飲み仲間は、空いてそうだけどなぁ…って言ってるんですけど…

「とりあえず飲みましょう。」

宿でビール買って、共用スペースで飲み開始です。
カンボジアのバッタンバンから半月振りくらいの再会でしたが、やっぱ楽しい!




翌日、今いる宿は出るつもりなので、もう一度この宿に、部屋が空いているか訪ねてみました。

「1つ空いたよ。今なら入れる。」

とのことで、この宿泊まることに決定。
飲み友のおっさん曰く、

「この宿人見てるんだよ。ひろさん合格だね。」

え〜?
そんなことある?
と思ったのですが、その後若いヨーロッパ人のお姉ちゃんや、カップルなどが来ても新館(料金高い)方に案内されてるのをよく見ました。
(本当に空きなかったのかもしれませんが…)


そうこの宿が今回のタイトルの○○○○○ゲストハウス。
何故宿名を伏せるかというと、僕らの様な貧乏旅行者からすると、正直普通の若いバックパッカーとかにあまり来てほしくないんです。


まぁ古くからのバックパッカーには有名な宿ですが…


なんせ今どきタイで、しかも首都のバンコクで、なんと1泊…

100バーツ!(400円)

日本円の価値が下がり、タイバーツは高騰しているというこの御時世にこのお値段。


ネットでの宿泊予約が普及して、宿探しが簡単になった今、この宿若い子は泊まらないでしょうけど…
設備ボロいし!
ある意味インド並み!
(多分女の子は部屋見たら引く…)


左手前がぼくの部屋。多分この宿でいちばん狭い。(笑)


当然、僕はこの宿好きで紹介したいんですけど、この宿の雰囲気が変わってしまうのは嫌なんです。
何故かというと、ここは

貧乏人の集まり。真顔


ここに泊まっている人の半分は旅行者なのですが、半分はほぼ住んでる人達なんです。
(旅行者も長期滞在者多い。)


例えば…障害だと思うんだけど、上手く喋れない奥さんがいる夫婦。
彼女は上手く声が出ないのに夜路上で歌うことによって、通る人からお金を貰い生活している。


僕の隣の部屋の若い女の娘は、ほとんど喋らない暗い感じの子なんだけど、部屋で絵を描いて、それを夜路上で売っている。


政治情勢で隣国から逃げてきているらしい、若い子達。


当然部屋で煮炊きをし自炊をしている人もいる。


そうここはその日貸しのアパートみたいなところ。
大阪の西成みたい… 笑い泣き


今回の話はここに集まってきている外国人の話。
ここにいる旅行者もほぼ長期旅行者。


僕がこの宿で一番仲良くなったのは、イスラエル人の春くん。

「日本人の名前には意味があるだろう?君の名前は何て意味だい?イスラエル人の名前にも意味があるんだよ。僕の名前はヘブライ語で春っね言う意味なんだ。」

って会話から僕は彼のことを春くんと密かに呼んでいる。


ルックスは髭面で髪もひげも白髪が沢山混じっていて、

あのビンラディンそっくり!


画像はネットからお借りしました
笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き


僕より年上と思ってたけど、年下だった。
40代半ば。


彼はもう30年近くこの宿には出入りしているらしい。
(何歳から旅行してる?)
バンコク周辺についてはめっちゃ詳しい。


春くんはスマホを持っていない。(ノートパソコンは持っているらしい)
けどスマホの使い方は詳しいんだよね。


聞くと、インターネットの危険性、どれだけ自分が管理され、どれだけ監視されているんだろうと思ったら使えなくなって、捨てたそうです。
PCも極力使わないらしい。


もう一人オランダ人、40代後半。
名前はおぼえられませんでした。(笑)
僕、人の名前覚えるの苦手…


ある日の3人での会話。


環境問題について。


春くんが、

「ヨーロッパは環境問題についてうるさいけど、風力発電や、太陽光発電など様々な努力をしてきて、大気はどれだけきれいになっているの?」


「環境のために電気自転車などが普及しているが、自転車レーンなどを守らない人がいて、歩行者にとってより危ない状態になっている。
特に電動車は音がしなないだけに歩行者が気づきにくい。」


「今の努力の方向でいいと思う?」


それに対しオランダ人、

「そうだね、例えば飛行機は沢山のCO2を出して良くないとされているけど、その量は自動車の100台分らしい。
(確かな情報かはわかりません。)
もし飛行機の乗客がみんな車で移動しだらと考えると、どちらの方がいいのでろうね?」

「でもそう考えると結局ベストは電車移動、電気何じゃない?」


僕は英語力ないので、二人の話を聞くだけなんだけど、電気の需要が高まるとそれを供給するために原子力発電が使われたり、バッテリーも必要になると思うけど古くなったバッテリーの廃棄などは問題ないの?



また春くん、

「グローバル化が進んでいるが、例えばパンの大手チェーン店などが入ってくることによって、地元のパン屋さんなどにとって変わり、地方の産業が衰退してしまうことがあるんじゃないかな?
どこにいても同じ品質のものが食べられるかもしれないけど、地方の良さや産業をなくしていくのは…」


「またそんな大手の食品メーカーは大量生産を行うために何らかのケミカルな物を使いがちでは?」


春くんはビーガン。
お肉を食べないだけではなく、自然食品にこだわっている。
職人とかにも興味があるらしく、バンコクにある日本のパン屋の職人の技術なんかに感心してた。

「フランスパンをこんなふうサクッと焼くのはとても技術が要るんだよ。日本人は他国の真似をするにしてもそのこだわりが凄い。」
 
確かに大手食品メーカーのスーパーなんかで売られているフランスパンはあまりサクッとしてないような…


あっ、話を元に戻すと、グローバル化については僕も一部同感で、今進んでいるグローバル化は力のある国や企業の価値観で世界を繋いでいるような…
それぞれの国の良さ、産業だけでなく、アイデンティティー、価値観、文化を徐々に無くしていくおそれがあるのではないかと…


多様性を謳いながら、多様性を無くしていく。今日よく言う多様性とは何なのか?
何がそこに住む人にとって本当にいいのか?


これは僕の個人的な危惧ですけどね。
(グローバル化に反対なんのではなく、そのやり方に疑問が…。)


まぁ、僕は英語が得意じゃないので二人の話を間で聞いているだけなんだけど。
興味深い。


癖がある人たちだけど頭いいし面白いんですよ。😅


とくに春くんは、手作りビールが作れたり、雑貨品を材料にパペット人形を作ったり、バンコクのあらゆる公園に詳しく自然が好き。
そして日本の文化にも興味持ってる…

人生楽しんでるなぁ… 🤔



写真は中華系マレーシア人?のおじさん



また、あるジョージア人のおじさんと、中国人のおじさんの会話。


中国人のおじさんは、とても明るくてお喋りが好き。


僕が日本人だと知ると、とても嬉しそうにニコニコ、

「おはようございます。」

とか日本語で言って、見るたびにお喋りしてくる。
でも困るのは、彼の英語の発音が凄い聞き取りづらいんだよね~。
英語自体は僕よりはるかに喋れるんだけど。
習ったことはなくて独学らしい。


ある日、ジョージア人のおじさんと、ジョージアのことを話していた。
(おじさんというよりおじいさんに近いけど…白髪で真ん中禿げてて歯がない。毎日食材をハンドミキサーで潰して食べました…。)

中国人のおじさん、ジョージアという国の存在を知らず、アメリカの州だと思っていました。


グルジアとロシア読みしてもピンとこないみたい。
でも自分は世界の地理に詳しいと言いはるから、ジョージア人のおじさん困り顔。


ジョージア人のおじさんは年金で旅をしていて、15年も国に帰っていないらしい。
暖かいところが好きなんだって。
日本にも行ったことがあると言ってた。


コロナで動けなくなってタイに3年いて、もう少し世界が移動しやすくなるまでタイで待っているらしい。


中国人のおじさんは中国の政府、共産党は良く思っていないみたい。
自国が好きじゃないらしい。


「中国はアメリカに対抗しようとしている。
もし台湾を攻めればアメリカと日本が台湾を助けに出るだろう。
日本も他人事じゃないよ!」

って。


しかしジョージア人のおじさんは、

「中国人は悪くないよ。マレーシアやシンガポールの中国人はとても礼儀正しかった。」


「中国政府も危なくはないと思う、アメリカも中国も政府は一緒にダンスをしているだけ(パフォーマンス)本音は自国の経済が大切で、それがうまくいっていればハッピーなのさ。」


「各国のリーダーはリーダーとしての資質が大切。
先の大戦では日本のキングや、ヒトラーは自分が一番だと思っていただろう?
他国との強調がなければ潰される。
だから原爆を落とされたんだ。」


「しかし敗戦後ドイツも日本も素直に非を認め多額の賠償金を払ったり、他国の言うことを素直に聞いた。(おそらく協調性の話をしていると思う)
いい子でいることが大切。
それで周りの国が認めてくれるようになる。」


「インドのカンジーはロンドンで学び大変頭が良かったけど、リーダーとしての資質はなかった。
国はうまく立ち回れる頭のいいリーダーが必要なのだ。」


彼の世界の政治、歴史観。
とても面白い。🤔


日本のヒロヒト天皇については、言いたいこともあったけれど、素直に彼の意見を聞いてみたかったので、口を挟まず聞いていました。


世界に当時の日本がどのように思われているか。
(あくまで彼の世代の人の印象だとも言えますが。)


そういったことも含め、とても興味深い話を聞かせてもらいました。


おじさん最後に、自分ばかりたくさん話して申し訳なかった、ととても丁寧に言っていましたが、むしろ僕の勉強になりました。


「大変興味深かったです。
こちらこそありがとうございました。」

とお礼を言わせてもらいました。



ねッ?
とても楽しい宿でしょ? ウインク


ただ僕としては外国人の旅行者と、ここに住んでいる人達の間で、もうちょっとコミニュケーションがあればいいなぁ、と思っていました。


だから出来るだけ住んでいる人達に挨拶していたのですが、なかなか難しいですね。
僕はここでは外国人ですから。


その中でも上手く声が出なくても歌を歌っているおばちゃんとは良く笑顔で挨拶を交わすようになって嬉しかったです。
自分が笑顔で挨拶すれば、相手も笑顔を返してくれますよね。


みなさん、隣に住んでいる人と挨拶してますか?
そしてどんな人か知っていますか?
もしかしたら凄く面白い人かも…




あれっ?
結局何か真面目な話になってしまった…





ขอบคุณครับ(コップクンクラップ)!

今日も読んでくれてありがとう!
I'm praying for Your happiness and peace