方法と留意点は違うものです。
これは当たり前のことです。
しかしながら、技術士試験の解答を作る際は、知らぬ間にこの2つを混在してしまいます。
選択Ⅲ(1,800字)の(2)では、課題に対する複数の「解決策」を示すことを求められます。
「解決策」は、解決するための「方法」です。
選択Ⅱー2(1,200字)の(2)では、「手順」を示した上で、「留意点」を述べることを求められます。
「手順」は、やるべきことの順番、つまり「方法」です。
「留意点」は、何かをやる際に留意するべきことです。
留意点は方法の中に含まれると言えば含まれますが、やはり、方法と留意点は違う意味です。
「方法」の説明を求められている時、「留意点」ばかり述べていると、何をすればいいか分かりません。
「留意点」の説明を求められている時、「方法」ばかり述べていると、何に注意しればいいか分かりません。
選択Ⅲにおいて、方法を示すべきところを、留意点のみ述べてしまうと、題意に答えていないことになります。
選択Ⅱー2において、留意点を示すべきところを、方法のみ述べてしまうと、題意に答えていないことになります。
ただ、方法の中に留意点は含まれますし、留意点だけ述べても何をすればいいか分かりません。
このため、
「方法」を質問された際に、「方法」についてしっかりと述べて、「留意点」を少しだけ述べるのは良いです。
「留意点」を質問された際に、「方法」を少しだけ述べてから、「留意点」についてしっかりと述べるのも良いです。
「方法」と「留意点」の違いを理解した上で、解答を作れば良いわけです。
このため、勉強するテーマについて、下表のように、方法と留意点を整理することをお勧めします。
この一手間により、方法と留意点の違いを意識して、解答を作ることができるようになります。
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